もっとも乾燥かんそうした日の上空の空気

乾燥かんそうと上空の空気との関係かんけい

空気のかわき具合・しめり具合を見るのに、気象台きしょうだいではよく「露点ろてん」というあたいを使います。

露点ろてんは、文字通り、「つゆになる温度」のことで、空気を何℃までやしたらつゆが出てくるか、という温度です。

水と温度の関係かんけいについては、お天気教室 > 雲の種類 > 雲ができるまでのページを見て考えてみてください。

気温と露点ろてんが大きい時は、空気をうんとやさないとつゆが出てこないわけですから、空気がかわいていることをしめしています。

岐阜ぎふ地方気象台きしょうだい観測かんそくを始めた1950年から2015年6月現在げんざいまでで湿度しつどが1番ひくくなった日と、2番目にひくくなった日は、上空1500メートル付近ふきんで気温と露点ろてんが17℃以上いじょうもありました。

この日は、地上と1500メートルの間の空気もとても乾燥かんそうしていたと考えられます。

地上の気温が上がると、空気は対流を起こしてだいたい高さ1000メートルくらいの間で上下にまざりやすくなるため、上空の空気がかわいていると地上へも影響えいきょうするようです。