乗鞍岳を西側上空から見た様子です。それぞれの色は岩石の分布の様子を示しています。
右の緑色の部分には古期乗鞍火山の千町火山体を作る千町溶岩が分布しています。
薄い茶色の部分は烏帽子火山体を作る岩石が分布している部分です。
中央の緑褐色の平らな部分は桔梗ヶ原、灰色の小さな高まりが大黒岳で、いずれも烏帽子火山体の一部です。
中央の暗茶色が恵比須火山体で、山頂部から西側へ恵比須溶岩が流れ下っている様子が分かります。
右のえんじ色〜紫色の部分は権現池−高天ヶ原火山体で山頂部から西側に平金溶岩(赤茶色)、岩井谷溶岩(紫色)、南側に棚−東谷溶岩(暗赤色)、東側に位ヶ原溶岩(朱色)、番所溶岩(ピンク色)などが流れ下っている様子が分かります。
左の濃い茶色の部分は四ツ岳火山体で、北側(左側)に四ツ岳溶岩が流れ下っています。
白い部分は乗鞍岳の活動が休止後にできた崖すいや谷や池などに堆積した土砂の部分を示しています。
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