
手前の管を通して、バラに水と肥料をあげます。
以前は、神戸町の良質な土でバラを育てていましたが、現在は、アクアやロックウールなどの人口のものを写真のような長い箱に入れて土の代わりとして使っています。アクアの場合、4年間も長持ちするそうです。
アクアを使う理由は、植え替えが楽だからです。土の場合、根まで取る必要がありますが、茎をきるだけで、すぐに次のバラの苗を植えることができます。また、病害虫に悩まされる心配が少ないのです。
温室内の室温は、冬の場合(昼25℃、夜18℃)となるように自動的に設定されています。室温が低下すると、ボイラーで自動的に湯をたき、ハウス中にめぐらした管にお湯が流れ始め、温室内が温かくなります。
さらに、温かくなった空気を逃がさないために天井には二層式のカーテンがはってあります。カーテンは、タイマーで自動的に夕方にはられ、朝には、しまわれます。
自走式農薬散布を行っています。害虫がつかないように、必要最低限の農薬を機械を使って天井から霧状の農薬をまきます。
夏場は温室内の室温が上昇します。冷房施設まではありません。それは、コスト(バラを生産するのにかかるお金)がかかりすぎるためつけていないのです。そこで、天井を開け、外の空気を取り入れるようにしています。
バラは生長すると、1m以上も伸びます。そこで、ビニールハウス内には、左の写真のように、支柱をたて、横にはりめぐらせてあります。
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