林業で得られる所得収入は、年間36万円(保有面積20ha以上の林家の平均収入)まで減少しており、全産業平均を大きく下回っている。
林業白書(「平成12年度林業の動向に関する年次報告」)はその原因について、急峻な山岳地帯の多い日本の森林では、生産性の向上に一定の限界があることや、高度成長期の急激な経済社会の変化の中で、経営の近代化や規模拡大が遅れたためと分析できる。