古川町は、岐阜県の北端にある吉城郡の南部に位置し、はるか東南には御岳山、東方には乗鞍岳がそびえ、更に日本アルプスの支脈である猪臥山、尾崎山、高山など標高1000m内外の山々が北部から南西部に連なり、町の中央部を貫流する神通川水系の宮川流域に形成された町です。面積はkuで町域の約80%を山林が占めています。
古くから穀倉地帯として開け、戦国時代の天正13年には、金森長近が羽柴秀吉命によって飛騨を平定。高山に城を築いた金森長近は、飛騨の穀倉地帯と北部の守りを固めるため、古川に増島城を築き、以後古川は、城下町として発展してきました。
明治22年、町村制により、古川町・細江村・小鷹利村が設置され、昭和31年町村合併促進法により、一町二村が合併し、現在の古川町となりました。人口は1万6千人で、飛騨の匠の流れを汲む建築・木工関連の地場産業に加え、医薬品、電子部品、などの製造業と共に、トマト、ほうれん草を中心とした高冷地野菜、もも、りんご、菌床椎茸、さらに近年全国的に有名になった飛騨牛の産地としての農林業が中心となっております。
観光面ではm城下町として発展してきた古川の町は、鯉の泳ぐ瀬戸川をはさみ、殿町、壱之町、弐之町、三之町が碁盤割に配され、出格子の民家や白壁土蔵の造り酒屋が続くしっとりと落ち着いた雰囲気の町です。また、毎年4月19日・20日に行われる飛騨古川祭は、勇壮豪快な男の祭りである「起し太鼓」の”動”と豪華絢爛な「屋台」の”静”とが調和した祭で毎年多くの観光客が訪れます。
また、スポーツも盛んで、サッカー・ラクビーの合宿所としての利用が多く、小学生から一般まで数多くの選手が訪れています。平成12年度に岐阜県で行われる全国高校総体ではサッカーのメイン会場となっており、2002年のワールドカップのキャンプ地にも立候補いたしております。