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うしかい座 | |
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![]() うしかい座は、となりにある星座、りょうけんを連れて熊(おおぐま座)を追っている男の姿が描かれている星座です。うしかい座にはオレンジ色に輝く1等星アルクトゥルスがあります。アルクトゥルスには「熊の番人」の意味があり、その名の通りいつもおおぐまのしっぽをにらみ離れようとしません。 |
![]() 日本では「麦星」の名があります。ちょうど麦のかり入れ時にあたる6月中ごろ、日がしずんだ後に頭上で輝くからです。また、「五月雨星」の名もあり、これは「麦星」と同じようにこの星が梅雨期のころ夕刻に天頂で輝くからです。梅雨期は6月のはずなのに五月とはちょっと変かもしれませんが、実はむかしのこよみでは夏至を「五月中」といい、夏至のある日をふくんだ月を五月とよんでいました。今のこよみでは夏至は6月21日ころで、梅雨期のさなかです。ですから、むかしのこよみの五月というのは梅雨のころをさし、五月雨とは梅雨のことを、五月晴れとは梅雨の晴れ間のことを意味していました。 |
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星の運動 | |
![]() 午後8時に真南にあったうしかい座が1時間たったらちょっと西に位置を変えていた。これは星の「日周運動」の現われです。6月の午後8時に頭の上にあったアルクトゥルスが、9月の同じ時刻では西の空低いところに輝く。これは星の「年周運動」の現われです。こうした星の運動は、地球そのものが動いている、つまり自転・公転をしていることから生じる見かけの運動です。 |
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