夜空を突然切りさく流れ星。これは、いつも光っている星が流れて無くなるのではなくて、宇宙にただよう小さなチリが偶然地球の大気に飛び込んできて、スピードが速いために空気との摩擦で熱せられて輝くのです。ふだんでも1時間も夜空をながめていれば1〜2個は見られますが、どこに出現するのか予想することが不可能で、1秒以下の一瞬の出来事ですから、なかなか写真に撮ることができません。また2等級以下の暗い流星は写りません。このように撮影のむずかしい流星ですが、流星が多く出現する流星群の日がありますから。その時に挑戦しましょう。
撮影方法は広角レンズを使い、星座を写す場合と同じ方法で撮影します。固定撮影でもガイド撮影でもかまいません。フィルムはISO1600や3200の高感度のものがいいでしょう。絞りは開放にして、光害でかぶらないように数分程度に露出をひかえ、とにかく何枚も撮影します。そして、運よくカメラを向けた方向に明るい流星が流れたら、時刻と明るさを記録しておきましょう。明るさは他の星と比べて決めます。 |