流星を写そう 
 夜空を突然切りさく流れ星。これは、いつも光っている星が流れて無くなるのではなくて、宇宙にただよう小さなチリが偶然地球の大気に飛び込んできて、スピードが速いために空気との摩擦で熱せられて輝くのです。ふだんでも1時間も夜空をながめていれば1〜2個は見られますが、どこに出現するのか予想することが不可能で、1秒以下の一瞬の出来事ですから、なかなか写真に撮ることができません。また2等級以下の暗い流星は写りません。このように撮影のむずかしい流星ですが、流星が多く出現する流星群の日がありますから。その時に挑戦しましょう。
 撮影方法は広角レンズを使い、星座を写す場合と同じ方法で撮影します。固定撮影でもガイド撮影でもかまいません。フィルムはISO1600や3200の高感度のものがいいでしょう。絞りは開放にして、光害でかぶらないように数分程度に露出をひかえ、とにかく何枚も撮影します。そして、運よくカメラを向けた方向に明るい流星が流れたら、時刻と明るさを記録しておきましょう。明るさは他の星と比べて決めます。
・流星群の表(おおよそのめやすです。)
流星群 出現期間 極大日
りゅうι 1月2日〜1月4日 1月4日 50
こと 4月20日〜4月24日 4月22日 10
みずがめη 4月30日〜5月10日 5月5日 10
みずがめδ 7月中旬〜8月中旬 7月30日 20
やぎα 7月中旬〜8月中旬 8月2日 10
みずがめι 7月20日〜8月25日 8月8日 10
ペルセウス 7月下旬〜8月20日 8月13日 50
オリオン 10月15日〜10月25日 10月21日 20
おうし 10月7日〜11月30日 11月3日 10
しし 11月15日〜11月20日 11月17日
ふたご 12月10日〜12月16日 12月13日 60

*極大時時間平均出現数


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