KMnO4滴定による過酸化水素の定量(酸化還元滴定)
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1 0.05M−シュウ酸ナトリウム一次標準溶液の調製
必要なシュウ酸ナトリウム量の計算 計算
1) 乾燥した空の秤量瓶の質量を分析天秤で測定する。
2) 秤量瓶に上皿天秤(電子天秤)を使って、乾燥したシュウ酸ナトリウムを約1.7g採取する。
3) 分析天秤で、シュウ酸案ナトリウムを入れた秤量瓶の質量を精秤する。
4) あらかじめ、100mlビーカーに純水を約60ml入れておき、その中に採取したシュウ酸ナトリウムを洗い落とし、かくはんして溶解する。純水で秤量瓶をよくすすぎ、秤量瓶中にシュウ酸ナトリウムが残らないようにする。
5) ロートとロート台を用い、250mlメスフラスコに溶解したシュウ酸ナトリウム溶液を入れる。純水でビーカーやガラス棒、ロートをよくすすぎ、シュウ酸ナトリウムを全てメスフラスコへ洗い入れる。
6) メスフラスコの8分目程度まで純水を加え、良くかくはんする。さらに純水を加え、標線の少し下まで入れたら、後は駒込ピペットを用い、液面の最下部(メニスカス)が標線に重なるよう純水を加える。(標線を越えてしまったら作り直す)
7) メスフラスコに共栓をし、栓を手で押さえ、メスフラスコを逆さにして、よく混合し、溶液の濃度を均一にする。
8) この0.05M−シュウ酸ナトリウム一次標準溶液の力価を計算する。 計算

2 0.02M−過マンガン酸カリウム標準溶液の標定
1) 褐色ビュレットに、0.02M−KMnO4 標準溶液を入れ、ビュレット台にセットする。
2) 0.05M−シュウ酸ナトリウム一次標準溶液10mlを、ホールピペットを用いコニカルビーカーに正確にとる。
3) メスシリンダーで純水を約100ml加える。
4) H2SO4 (1:4)溶液を約10ml加える。
5) コニカルビーカーを湯せんなべに入れ、液温を温度計で確認しながら70〜80℃に加温する。
6) 0.02M−KMnO4溶液で滴定をする。
滴定中液温が60℃を下らないよう注意する。終点は、淡赤色が少なくとも15秒間つづくときとする。
7) 2〜6の操作を3回繰り返す。
8) 0.02M−KMnO4 標準溶液の力価を求める。 計算

3 試料溶液の調製
1) 試料のオキシドール5mlをホールピペットで100mlメスフラスコに正確に採取する。
2) 標線の少し下まで純水を加えたら、後は駒込ピペットを用い、液面の最下部(メニスカス)が標線に重なるよう純水を加える。(標線を越えてしまったら作り直す)
3) メスフラスコに共栓をし、栓を手で押さえ、メスフラスコを逆さにし、よく混合し、溶液の濃度を均一にする。

4 試料溶液の滴定
1) 希釈試料溶液5mlを、ホールピペットを用いて正確にコニカルビーカーにとる。
2) メスシリンダーで純水を約100ml加える
3) H2SO4 (1:4)溶液を約10ml加える。
4) ビュレットの0.02M−KMnO4標準溶液で滴定を行う。
5) 1〜3の操作を3回繰り返す。
6) 滴定平均値から、試料中の過酸化水素量を計算する。 計算
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