水の硬度測定(キレート滴定)
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1 0.01M−EDTA標準溶液の調製
EDTA・2Naの必要量計算 計算
1) 乾燥した空の秤量瓶の質量を分析天秤で測定する。
2) 秤量瓶に上皿天秤(電子天秤)を使って、EDTA・2Naを約0.9g採取する。
3) 分析天秤で、EDTA・2Naを入れた秤量瓶の質量を精秤する。
4) あらかじめ、100mlビーカーに純水を約60ml入れておき、その中に採取したEDTA・2Naを洗い落とし、かくはんして溶解する。純水で秤量瓶を2回以上すすぎ、秤量瓶中にEDTA・2Naが残らないようにする。
5) ロートとロート台を用い、250mlメスフラスコに溶解したEDTA・2Na溶液を入れる。純水でビーカーやガラス棒、ロートをよくすすぎ、EDTA・2Nal溶液を全てメスフラスコへ洗い入れる。
6) メスフラスコの8分目程度まで純水を加え、良くかくはんする。さらに純水を加え、標線の少し下まで入れたら、後は駒込ピペットを用い、液面の最下部(メニスカス)が標線に重なるよう純水を加える。(標線を越えてしまったら作り直す)
7) メスフラスコに共栓をし、栓を手で押さえ、メスフラスコを逆さにし、よく混合し、溶液の濃度を均一にする。
8) この0.01M−EDTA・2Na溶液の力価を計算する。 計算
注) EDTA・2Naは安定な物質であり、精秤して定容すればそのまま標準溶液として用いることができる。

3 全硬度の測定
1) ビュレットに、0.01M−EDTA・2Na標準溶液を入れ、ビュレット台にセットする。
2) 試料水50mlを、ホールピペットを用いてコニカルビーカーに正確にとる。
3) pH10緩衝溶液を駒込ピペットで5ml加える。
4) NaS溶液を駒込ピペットで2ml加える。
5) BT指示薬を数滴加える。
6) ビュレットの0.01M−EDTA標準溶液で滴定を行う。
溶液の色が赤紫色から青色になったところを終点とする。
7) 2〜6を3回繰り返し、滴定値の平均を求める。
8) 全硬度を計算し求める。 計算

3 Ca硬度の測定とMg硬度の計算
1) 試料水50mlを、ホールピペットを用いてコニカルビーカーに正確にとる。
2) pH12緩衝溶液を駒込ピペットで5ml加える。
3) NaS溶液を駒込ピペットで2ml加え、約2分間放置する。
4) NN指示薬を約0.1g加える。
5) ビュレットの0.01M−EDTA標準溶液で滴定を行う。
溶液の色が赤紫色から青色になったところを終点とする。
6) 1〜5を3回繰り返し、滴定平均値を求める。
7) Ca硬度を計算し求める。 計算
8) Mg硬度を計算し求める。 計算

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