銀滴定法によるしょう油中の食塩の定量(沈殿滴定)
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1 0.02M−硝酸銀標準溶液の調製
1) 薬包紙に上皿天秤(電子天秤)を使って、AgNOを約0.9g計り取る。
2) あらかじめ、200mlのビーカーに純水を約100ml入れておき、その中に採取したAgNOを入れ、溶解する。
3) 250mlのメスシリンダー等を用い、水を加え250mlに定容する.
注1 この溶液は、標定を行い正確な濃度を求めるので、試薬の採取量や定容する容積はおよそで構わない。
注2 硝酸銀溶液は、光による変化を避けるため褐色びんに保存する。

2 0.02M−塩化ナトリウム一次標準溶液の調製
塩化ナトリウムの必要量計算 計算
1) 乾燥した空の秤量瓶の質量を分析天秤で測定する。  
2) 秤量瓶に上皿天秤(電子天秤)を使って、乾燥したNaClを約0.3g採取する。
3) 分析天秤で、NaClを入れた秤量瓶の質量を精秤する。
4) あらかじめ、100mlビーカーに純水を約60ml入れておき、その中に採取したNaClを洗い落とし、かくはんして溶解する。純水で秤量瓶を2回以上すすぎ、秤量瓶中にNaClが残らないようにする。  
5) ロートとロート台を用い、250mlメスフラスコに溶解したNaCl溶液を入れる。純水でビーカーやガラス棒、ロートをよくすすぎ、NaCl溶液を全てメスフラスコへ洗い入れる。
6) メスフラスコの8分目程度まで純水を加え、良くかくはんする。さらに純水を加え、標線の少し下まで入れたら、後は駒込ピペットを用い、液面の最下部(メニスカス)が標線に重なるよう純水を加える。(標線を越えてしまったら作り直す)
7) メスフラスコに共栓をし、栓を手で押さえ、メスフラスコを逆さにし、よく混合し、溶液の濃度を均一にする。
8) この0.02M−塩化ナトリウム一次標準溶液の力価を計算する。 計算

3 0.02M−硝酸銀標準溶液の標定 動画
1) 褐色ビュレットに、0.02M−AgNO3標準溶液を入れ、ビュレット台にセットする。  
2) 0.02M−塩化ナトリウム一次標準溶液10mlを、ホールピペットを用いてコニカルビーカーに正確にとる。  
3) 2%クロム酸カリウム溶液を駒込ピペットで約1ml加える。
4) ビュレットの0.02M−硝酸銀標準溶液で滴定を行う。
赤茶色が消えにくくなったら、注意して1滴ずつ滴下し、液全体がかすかに橙色に変化し時を終点とする。。
5) 2〜4の操作を3回繰り返す。
6) 0.02M−硝酸銀溶液の力価を求める。 計算

4 試料溶液の調製 動画
1) 試料のしょう油1mlをホールピペットで100mlメスフラスコに正確に採取する。
2) 標線の少し下まで純水を加えたら、後は駒込ピペットを用い、液面の最下部(メニスカス)が標線に重なるよう純水を加える。(標線を越えてしまったら作り直す)
3) メスフラスコに共栓をし、栓を手で押さえ、メスフラスコを逆さにし、よく混合し、溶液の濃度を均一にする。

5 試料溶液の滴定 動画
1) 希釈試料溶液5mlを、ホールピペットを用いて正確にコニカルビーカーに採る。
2) 2%クロム酸カリウム溶液を駒込ピペットで約1ml加える。
3) ビュレットの0.02M−硝酸銀標準溶液で滴定を行う。
4) 1〜3の操作を3回繰り返す。
5) 滴定平均値から、試料中の塩化ナトリウム量を計算する。 計算

 

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