私たちは3次元空間に住んでいるにもかかわらず,立体図形については平面図形ほど 堪能ではないのが常です。これは,私たち人間には羽がなく地面に這い蹲って 生きていることに関係しているのでしょうか。もし人間に目や手が3つあったらもう少し 立体図形がよくわかるようになるのかもしれません(?)。逆に,人間は両眼視差の データだけでよく3次元立体が把握できるものだと考えると,生物の凄さに感動 してしまいます。


平面図形を移動させる操作(合同変換)は3種類あります。それらは, 平行移動,回転移動,線対称移動です。最初の2つは平面上で滑らせてできる 移動ですから分かり易いのですが,線対称(鏡像)移動はひっくり返さねばなりませんから, 平面上の操作ではなく3次元空間での操作になり,なかなか分かりづらい(気がつかない) 操作です。これも人間には目や手が左右2つしかないからでしょうか。上下方向の3本目の手があれば 分かり易くなるかもしれません。


ここでは立体図形の様々な話題を提供します。楽しんで下さい。


【立体図形のいろいろ】 目次

1. a+bの3乗の展開を図形的に理解するには

2. 正四角錐(ピラミッド)と正四面体の関係

3. 円錐を切断してできる図形(円錐曲線)

4. 頭の中で描きにくい立体図形

5. 回転体のいろいろ
「回転体のいろいろ」より

教員への専門的技術情報

【アニメーションの作成について】
《セル画》・・・・・・・・Mathematicaにより作成した。
《アニメーション化》・・・フリーソフトにより、gifアニメーション化した。