馬の住まいは収容する馬の種類や用途によって多少の違いがありますが、一般的には馬が住む場所(馬房)、飼料庫、調理場、馬具庫、水馬、廊下から構成させます。馬房は1頭ずつ収容する単馬房と、複数の馬を収容する追い込み馬房に区別され、大人になった馬は単馬房、育ち盛りの育成馬たちは追い込み馬房に住み、母馬には大きめの単馬房を与えます。
馬の住まいである厩舎は毎日掃除しなければなりません。厩舎を不潔にしておくと、ハエが発生し、臭気が公害源となったり、馬が健康を害してしまうことがあります。そのためふん尿で汚れた敷料(ワラやオガクズなど)は、公害源とならないよう、毎日必ず別の建物(堆肥舎)に移して、厩舎の清潔を保ちます。
1日にでるふんの量は1頭あたり5〜10kg程度で、厩肥は有機肥料として活用されることも多くあります。
牧草地を囲むための牧柵、水飲み場や乾草置き場、風雨や直射日光を避けるための避難所などが設置される。