主食にあたる粗飼料は栄養価が低く、副食にあたる濃厚飼料は栄養価が高いので、エサを与えるときにはこれらの配合バランスが重要となります。目安となる配合比率は、粗飼料8に対して濃厚飼料1。エサの量は、年齢・妊娠の有無・運動量などによって加減します。偏食すると人間と同じように胃腸を壊したり病気になってしまいます。
イネ科の牧草(チモシー、スーダン・グラス、イタリアン・ライグラス、ケンタッキー・ブルーグラスなど):繊維分が多く、カロリーが低い。
マメ科の牧草(レッド・クローバー、ホワイト・クローバーなど):タンパク質や脂肪の量が多く含まれ、カロリーが高い。
濃厚飼料はエンバク・大麦・大豆粕などの穀類が主体でしたが、最近ではこれらの飼料をブレンドした配合飼料が利用されています。各種の材料を粉砕して固めたペレット状のものを与えるのが一般的です。