第2展示室
昔の農家の内部を復元してあります。 堀田農業で使われた農具や川魚を捕るのに使われた漁具、それにふだん人々が使っていた生活用具が所狭しと並んでいます。 |
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「うわぁ、壁一面に大きな写真があるよ。昔のほり田だ。社会の時間に習ったよ。」 「おお、わしの家の周りの田はまさにこの通りじゃ。この網の目のような水路(掘潰れ)を舟で行き来するんじゃ。わしも子どもの頃から舟を漕ぐのだけは得意でなぁ。」 「フーン。井戸には落っこちるのに???」 「う、うるさい。」 |
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「あれ、昔の家の天井裏にはワラがつめてあるよ。」 「それはな、“踏み天井”といって、燃料やわらじ・縄などの材料にするワラを保存してあるんじゃ。大人が載っても落ちないよう丈夫にできていて、洪水の時には避難場所にもなる。」 「そうか、昔の人の生活の知恵だね。」 |
第2展示室 |
第2展示室 |
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「ややっ、ミノルどの。この四角い箱は何じゃ?」 「これはね、スイッチを押すとビデオが流れて、海津町の農業の発展の様子が分かるんだ。」 「???」 「輪助さんの時代は、ここにあるような道具を使って人の力でお米づくりをしていたんでしょ?でも今は耕地整理や技術の進歩のおかげで、大きな機械を使ってひろーい田んぼを耕すことができるんだ。お米だけじゃなく、きゅうりやトマトなども岐阜県で一番多くとれるんだよ。」 「うーむ。何だかよく分からんがすごいんじゃなも。」 |
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▲農具 舟に乗る花嫁→ |
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「これはまたべっぴんの嫁さんだなも。わしの女房もこうして川向こうから嫁に来たんじゃ。なつかしいなぁ。今頃どうしておることやら。」 |