コラム②
みんなの消費が社会を変える!?
商品の選び方
商品の選び方で社会は変わる!
消費者として大切なことは、多くの情報を集め、よく考えてから商品を選び、購入することです。私たち消費者がよりよい商品を選べば、よい商品をつくる事業者が増えていきます。私たちが商品を選ぶということは、どの事業者を支持するかという「投票」の意味も含まれているのです。

私たちができること
私たちの一人一人の消費行動は、世界中の様々な問題につながっています。購入する商品の背景にある問題を考えながら、人や社会、地域、環境(かんきょう)などをよく考えた消費を心がけましょう。そのような消費行動のことを「エシカル消費」といいます。
社会への配慮
フェアトレード認証商品を選ぶ
フェアトレードとは、発展途上国の原料や製品を適正な価格で購入することによって、児童労働をなくしたり、生産者の生活水準の向上につなげる、公平・公正な取引のしくみのことをいいます。
フェアトレード商品を購入することは、発展途上国の生産者をサポートすることにつながります。
環境への配慮
グリーンコンシューマーになる
グリーンコンシューマーとは、環境のことを考えて商品を購入する消費者のことです。商品を買ってから捨てるまで、様々な場面で、環境に配慮した行動を考えて、できることから実行しましょう。
地域への配慮
地元の商品を選ぶ
(地産地消・応援消費)
地元の商品を選ぶことは、地元の農業・漁業の活性化や輸送エネルギーの削減につながります。また、 被災地で作られたものを購入することで、被災地を応援することにもつながります。
人への配慮
障がいがある人の
支援につながる商品を選ぶ
障がい者の就労支援をする団体や事業者の商品を選ぶことで、就労を希望する障がい者の雇用を増やすことにつながります。
本来食べることができる食品が捨てられている。(食品ロスという)
国内で年間472万トン(2022年度)もの食品ロスが出ていることを皆さんはご存じでしたか?これは1日あたり10トン大型トラック1,290台分、1人1日あたり茶碗1杯程度が食べることができるのに捨てられているのです。
岐阜県では、食品ロス削減に向けて2018年度から「ぎふ食べきり運動」を展開しています。
皆さんは、食品を捨てることはありませんか?ご自宅の冷蔵庫で、眠っている食材はありませんか?災害用に備蓄した食品の賞味期限切れはありませんか?あるいは外食の時に、食べることができる量の注文をしていますか?
皆さんがこれらを意識することで食品ロスの削減につながります。
また、こうした一人ひとりの行動が持続可能な社会づくりの役割を果たすことになります。
食品ロス削減の取り組み
3つ以上食品ロス削減の取り組みを行おう!
① 買い物の際・・・・・・・てまえどり、見切り品等の活用
② 食品の保存の際・・・適切な保存方法、冷蔵庫の在庫管理
③ 調理の際・・・・・・・・・余った食材の活用、食べ残しの削減
④ 外食の際・・・・・・・・・適切な注文
食品ロス削減の取り組み
今年度、食品ロス削減をテーマに生徒が描いたポスターです。
このポスターが訴えたいことを考えてみましょう。
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最優秀賞
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優秀賞
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優秀賞
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優秀賞
こちらの動画もチェック!
「みんなで学ぼう!消費者の心得 社会に配慮した消費行動」
(2分1秒)