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>1.試料の採取方法
【はじめに・・・】
私たちの身のまわりの水は、飲料水、農業用水、工業用水、水産用水など幅広く利用されています。
水質の基準は、水の利用のしかたによって、個別に決められています。基準が満たされずに水が汚染されると、我々の健康を損なったり、自然環境に悪影響を及ぼすことにもなります。
水の汚染状態を知るためには、野外での調査に加え、pH、DO、BOD、COD、SSなどの測定を行います。
ここでは、各測定のための試料の採取方法と、濁り、臭い、水温、気温の測定方法について紹介します。
【使用する器具・試薬】
・採水用バケツ
・試料びん(ポリエチレンびん)
・ペッテンコーヘル水温計
・アスマン通風乾湿計
※一般の温度計でも測定は可能です。
【測定方法】
動画ををご覧いただくためには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをお持ちでない場合は、左記ダウンロードサイトよりダウンロードをしてご利用下さい。
1.「試料の採取」
●採水用バケツで河川の流心付近より静かに濁らせないように注意して採水する。
●試料びんをくみ上げた水で洗浄する。
●洗浄後、静かに試料びんへ試料を移し入れふたをする。
(試料はびんの口付近までいれる。)
2. 「野外での調査」
(1)濁りと臭いの確認
●採取したサンプルびんのふたを開ける。
●試料の濁りの状態を確認するとともに、臭いの確認をする。
●確認後はふたをして室内試験用に持ち帰る。
(2)水温の測定
●採水した水の一部を使い水温の測定を行う。
●ペッテンコーヘル水温計の金枠部分に水をすくい取り洗浄する。
●金枠部分に試料をすくい取り水温を計測する。
(3)気温の測定
●アスマン通風乾湿計で空気を送りながら空気中の気温を測定する。
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