【はじめに・・・】 SSとは、水のにごりの原因となる物質で、コロイド状の小さなものや目に見える程度の粒子まで、様々なサイズの物質を総称します。 この値は、1リットルの水に含まれる重量で表し、一般河川では下記の表のように25mg/l 以下が正常な生育環境であるとされています。 <SSの環境基準値は、次のように設定されています>
●採水した試料をあらかじめ、孔径2mmのふるいでゴミを取り除いて前処理をする。試料の入ったポリびんを測定前に振り混ぜて、メスシリンダーに1000ml 計り取る。
●アスピレーターに孔径1μmのガラス繊維ろ紙をセットし、メスシリンダーの1000ml の試料を 入れ吸引ろ過する。 ● 試料を入れた、ろ過器の壁に付着している浮遊物も少量の水で吸引させ、ろ過する。
●ろ過した孔径1μmのガラス繊維ろ紙を乾燥器に入れて、105〜110℃で2時間乾燥させる。
●ろ過した孔径1μmのガラス繊維ろ紙をデシケーターなどで、放冷する。
●放冷したのち、孔径1μmのガラス繊維ろ紙を電子天秤で秤量を行い、計算をして、浮遊物質量を求める。 SSの単位はmg/l またはppmを用い、SSの値が大きいほど水が汚れていることを示す。