【はじめに・・・】 水中に溶けている酸素量のことをDOという。水の有機物による汚濁状態を表す指標として用いられる。単位はmg/l 、またはppmで表します。 水中の酸素量は、有機物の分解過程での消費量と大気からの供給量によって支配されます。一般に気体の溶解量は、水温や気体分圧によって影響されますが、気体が、これ以上溶けこめないという、ほぼ一定で飽和値が存在します。 したがって飽和値より低い値の水は、酸素の消費が多く有機汚濁が進んでいると言えます。 地上の生物が酸素を必要とするように、水中生物も水中に溶存する酸素を必要とします。溶存酸素の量が多ければ、良好な水質であることを示すことになります。 通常8.8mg/l(ppm)で、低下すると生物が生きられず、2mg/l で悪臭がでます。 <河川でのDO基準値は、次のように設定されています>
●茶色の沈殿物が、びんの約1/2に以下になるまで、落ち着かせる。
●うす茶色になったびんに、うす茶色→黄色が薄くなるまでチオ硫酸ナトリウムNa2S2O3溶液で滴定する。
●黄色が薄くなったら、指示薬でんぷん溶液を加え青色が消えるまで滴定測定する。最後の滴定測定で、青色が透明になるので、その滴定(最後の1滴)を特に慎重に行う。
●計算を行いDO(溶存酸素量)を測定する。