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学習資料

羽島市は、岐阜県の西南部に位置し、東は木曽川を境として愛知県に接し、北は岐阜市・羽島郡、西は長良川を隔てて海津郡・安八郡に接し、南は木曽川・長良川の併流をなすV字形に囲まれています。
このような位置にある羽島市一帯は、海抜5mの平坦地帯であるため、明治の中頃まで出水のたびに洪水に悩まされ続けてきました。 こうしたなかで人々は、集落毎に輪中を形成し、水屋を建設してその害を逃がれるよう努力してきました。 一方、このような条件の中で、地質は肥沃な砂質壌土となり、そ菜・果樹栽培に適した地域となりました。
また、本市の織物の発祥は古く、今からさかのぼること400年前の文禄時代の木綿織に始まり、これが日本の綿織物の始めとまでいわれています。 以後、明治末期まで竹鼻銘仙・新銘仙・竹鼻紬などが完成されるに至りました。 特に昭和期に入って、一段と隆盛を極め、ことに毛織物は県内の80%を、化繊は20%を生産するまでになりました。
現在では、愛知・大阪に次ぐ全国第3位の毛織物の産地とまでになりました。 しかし、その後、東南アジアや中国の軽産業の発展と共にだんだん苦しい状況に追いやられ、斜陽産業のひとつに数えられるまでになり、大きな課題をかかえています。

1竹ヶ鼻城の
歴史
2水屋

3格子戸のある町並み

4竹鼻祭と山車
5津島神社の出征兵士 6レンコンづくり 7永田佐吉 8円空