はじめに
資料 令和元年度岐阜県の消費生活相談状況
契約当事者が16歳~18歳の相談
岐阜県の消費生活相談窓口に寄せられた令和元年度消費生活相談件数は12,542件でした。このうち、契約当事者が16歳~18歳の件数は140件で、全相談件数に占める割合は1.1%でした。
令和元年度 契約当事者が16歳~18歳の若者の相談件数(商品・サービス別)(上位3位)
件数 | 主な内容 | ||
---|---|---|---|
1位 | 化粧品 | 42 | 定期購入に関するトラブル等 |
2位 | 健康食品 | 27 | 定期購入に関するトラブル等 |
3位 | 放送・コンテンツ等 | 25 | 架空請求メール、アダルトサイト、オンラインゲーム等 |
総数 | 140 |
相談事例
放送・コンテンツ等- 18歳の娘のスマホに重要な通知というSMSが届いた。「違法なアプリを利用したため回線を停止する」という内容だったので、娘が驚いて相手に電話したところ、30万円支払わなければ裁判になると言われ、名前と電話番号、生年月日を教えてしまった。(40代女性/保護者)
- 16歳の息子が自宅のパソコンで無料アダルトサイト見ようとして、再生をクリックしたら会員登録されてしまった。息子がサイト事業者に連絡したところ、退会には20万円が必要と言われた。(50代女性/保護者)
- 18歳の息子が携帯電話でゲームをおこない課金したらしく、クレジットカード会社から60万円を請求された。(女性/保護者)
健康食品
- 高校生の娘が初回10円でダイエットサプリを注文した。2回目が届き、初めて定期購入と分かった。解約するために業者にメールを送っているが返事がない。(40代女性/保護者)
化粧品
- 17歳の娘がネット通販で化粧品を購入したところ、4回購入が条件の定期購入だった。娘が業者に連絡したところ、4回購入後でないと解約できないと言われた。(男性/保護者)
成年年齢前後の若者の相談
【成年年齢前後の若者の相談傾向】
契約当事者が成年年齢前後の件数を見ると、18歳(50件)、19歳(83件)から20歳(143件)で1.7倍~2.8倍に相談が急増しています。成年になった若者は未成年の若者よりも消費者トラブルにあいやすい傾向がうかがえます。
【成年年齢前後の若者(18~22歳)の相談の特徴】
〈18歳~19歳〉
オンラインゲーム課金などの「放送・コンテンツ」に関する相談、脱毛剤の定期購入などの「化粧品」に関する相談が多い!
〈20歳~22歳〉
化粧品のマルチ商法などの「化粧品」に関する相談が多い!
契約当事者が18歳~19歳の若者の相談件数(商品・サービス別)(上位3位)
件数 | 主な内容 | ||
---|---|---|---|
1位 | 放送・コンテンツ等 | 27 | 架空請求メール、オンラインゲーム等 |
1位 | 化粧品 | 27 | 脱毛剤などの定期購入に関するトラブル等 |
3位 | 健康食品 | 12 | インターネット通販による定期購入のトラブル等 |
総数 | 134 |
契約当事者が20歳~22歳の若者の相談件数(商品・サービス別)(上位3位)
件数 | 主な内容 | ||
---|---|---|---|
1位 | 化粧品 | 58 | 化粧品のマルチ取引に関するトラブル等 |
2位 | 放送・コンテンツ等 | 52 | 架空請求メール、アダルトサイト、出会い系サイト等 |
3位 | 理美容 | 29 | エステティックサービス、脱毛エステ等 |
総数 | 389 |