はじめに
皆さんは誰もが消費者です。これまでの人生の中で様々な商品やサービスを購入し、思った通りの買い物ができた、期待外れの商品だった、必要以上に商品を買いすぎてしまった、といった様々な経験をしてきたことと思います。
成年(成人)を迎える皆さん、また、成年を迎えたばかりの皆さんは、これからは大人として「契約」ができることになります。また、働き始めて経済力がついてくることで、車や海外旅行といった、これまで以上に、高額で自分の欲しいものやサービスが購入できるようになります。
でも、その前に、消費者としての知識や能力を身に付けておかないと、自分の支払い能力以上の買い物をしてしまったり、悪質な業者に不本意な契約をさせられてしまったりするなどして、せっかく得たお金を使う自由が、一転して、お金の支払いに縛られる人生になりかねません。
この副読本では、大人の消費者として知っておいていただきたい、契約に関するテーマを中心にとり上げています。
本書を通じて、皆さんが、契約トラブルや消費者事故を未然に防ぐ力、自分で解決する力を身に付ける一助となれば幸いです。
岐阜県環境生活部県民生活課
20歳になると悪質商法のターゲットに!
なぜ若者が狙われるの?
- 社会経験が少なくトラブルに巻き込まれやすい
- 親元を離れ、生活費を自分で管理し始める人も・・・
- 20歳からは未成年者取消しが適用されない
18歳でオトナになります!
2022年4月から、民法の改正により、成年年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられます。成年年齢が引き下げられると、18歳、19歳の若者が悪質商法のターゲットにされる危険が!!
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みんなはどんなトラブルにあっているの?
若者の相談で最も多いのは「通信販売」※トラブル
※通信販売には架空請求・不当請求を含む
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